「創作とは何か」
わたくしは、創作活動(具体的には、小説、音楽)に憧れていて、実は過去に曲を書いたりもしています。
そして、いつも不思議に思うのは、なぜ(わたくしも含めて)人というのは、「何かを創作したい」と思うのだろうか?
「創作動機ってどこから来るの?」ということです。
これって本当に意味が分からないことです。
わたくしの考えによると、年齢を重ねるとなくなってくるのが悲しいですが、、、
「感動したこと」「ものすごく心を揺さぶられたこと」といった印象深いもの。
いや、もちろんポジティブなものばかりではなく、
「死にたいくらい悲しかったこと」「辛くて悔しい思いをしたこと」といったネガティブなものも、だと思いますが、
そういう感情を、文章なり音符なりの媒体に封じ込めてみたい、ということが、創作の根本動機のように思えます。。。
じゃあ、人生経験の引き出し豊富なお年寄りが、いい曲を書けるか?というと残念ながら答えはノーだったりします。
理由は、、、
おそらくはベテランの作家は「若いころの感動体験」の焼き直しをしてるんです。。。
宮崎駿さんが、クリエイターが本当の意味で創作できるのは人生の中でほんのわずかな間だけ、といった意味のことを言っておられたと思いますが、、、まさにそういうこと。
正直言うと、世の中に存在するお年寄りのほぼ全員は、わたくしの目には「魅力ゼロ」に映ります。それは、彼らが、今までの延長線上だけで行動するゾンビだからです。
つまり、話を戻すと、
まずは「自分が何が好きか」「何が心に響いたのか」が自覚できていること。
そのためには「心が若くピュアで、ひたすら感動できる感性を持った人」であることが作家の最大の資質である、と思うんだけど、、、いかがでしょうか。
そういう資質をもった人が「音楽」「絵画」「小説」などの適切なアウトプットチャンネルを持った時に「作家」が誕生するのではないか、と。。。
そう思うのです。
このようなこと考えてしまう中二病なあなたに読んでほしい
マンガ、演劇、小説、ソングライティング、人様に言えない趣味…
芸術ジャンルを問わず、創作に興味がある人に、この本を強烈にオススメします。
「作曲少女」です。前々から気になっていて、AmazonKindleでポチってしまいました。想像通りのアツい本でした。
技術的なことはあまり書いていませんが、そもそも創作って何だろう、ということをよーく考えさせてくれる一冊でした。
「いろは」という音楽初心者の少女がなぜか作曲をしたいと思い、「珠美」という天才作曲少女に教えを請うという内容なのですが、わたくしは「メンター」が登場するお話が大好きです。
ネタばれになるので詳しく書きませんが、「作業机を自分が好きなものでいっぱいに埋め尽くすこと」がメンター、珠美が出す最初の課題です。
これってすごい核心を突いた課題だと思う…
「好きなもの」に忠実になれない冷めた人。
「どうでもいいもの」「どうでもいいけど価値があると思わされているもの」に背を向ける勇気がない人。
は、珠美の最初の課題さえクリアできないんじゃないでしょうか。
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