一長一短だとは思うのですが。
ピアノの練習をほぼ毎日していて思うのですが、
1)「右手だけ」「左手だけ」で弾けるようになってから両手合わせ
2)「いきなり両手で」練習
の2通りの練習方法があるようです。で、
「じゃあ、どっちが優れてるんですか!?」
という話にどうしたってなるのですね。
プロレスとボクシングとどっちが強いか?とか、
囲碁と将棋とどっちが面白いか?とか、とちょっと似てますね?
で、ネットで調べてみると、2006年10月9日の新聞記事に「両手で練習が有効!」とする、つまり(2)案の根拠となる記事が出ており、ピアノを教えたりしている専門家が「いきなり両手で」派に傾いているように見えます。
練習・リハビリ:左右のバランスが大事… 両腕で練習>片腕のみ--東大共同チーム
上達のカギは「バランス」? 運動や楽器演奏で同時に両腕を動かすことを学習する場合、片腕ずつ練習してもさほど上達が見込めないことを、東京大とカナダ・クイーンズ大の共同チームが実験で見つけた。スポーツや音楽の練習のほか、まひした腕のリハビリを効果的に進めるヒントになりそうだ。米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」電子版に9日発表した。
東京大大学院教育学研究科の野崎大地・助教授(身体教育科学)らは、左腕に一定の力を加えて動かしづらくしたうえで、動く標的に左腕、あるいは両腕を伸ばして触る実験を繰り返し、効果的な学習の手法を調べた。
その結果、左腕だけを使い標的を触れるようになった後、右腕も同時に動かすと、左腕の成績は7割まで落ちた。順番を逆にして、両腕を動かしながら左腕で標的に触れるようになった後、左腕だけを使うと、同様に7割の能力しか発揮できなかった。この傾向は利き腕に関係なく見られた。
研究チームは、片腕だけを動かして覚える時と、両腕を動かしながら覚える時の脳の働き方が違うと推定。片腕ずつ技術を身に着けていく練習では100%の力を発揮できない可能性がある、と分析した。【元村有希子】
毎日新聞 2006年10月9日 東京朝刊
しかし、私の実感としては「片手ずつ練習」した方が早く曲を覚えられるような気がしてる部分もあります。。。私は科学に反している意見を言っているのでしょうか、、、
で、そう思う理由を自分なりに考えると、
難しい曲を「いきなり両手で」ってそもそもムリ!練習にならない。
これかなぁ?と思いました。
ある程度やさしめの曲だったら、いきなり両手で練習しようとしますからね。
しかし、難しい(私にとっては、です)曲だったらどうでしょうか。
いい例としてバッハの「2声のインベンション」という曲があるじゃないですか。あれをいきなり両手で練習しても厳しいと私は感じてしまいます。右手と左手に追っかけっこでメロディが出てくる、まさに変態的な曲ですからね!
しかし、「片手ずつ」の欠点は、右手と左手のコンビネーションがうまく決まらない、ということでしょうか。
練習の進め方も違うかも
それと、
1)「右手だけ」「左手だけ」で弾けるようになってから両手合わせ
2)「いきなり両手で」練習
では、練習の進め方も違うように感じます。
1)だと、1曲まるまるガーっと練習できることも多いんです。つまり、
右手!ガーっ(最後まで弾き進める)
じゃ、次!左手!ガーっ(最後まで弾き進める)
よし!両手! 、、、あれれ?(これが欠点)
2)だと難しいから、この2小節だけ、、、みたいに何度も繰り返し練習!
でも、確実にステップアップできそうな気もするしなあ、、、
という感じで、いまだにどうしていいかわからないでいるのですが、、、みんなどうしてるんでしょうか?
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